2023.11.23
11月22日（水）の広島、11月23日（祝・木）に、本作の大ヒットを祝して、ロケ地である広島県で凱旋舞台挨拶を実施。新垣結衣さん、磯村勇斗さんが登壇し、撮影に協力してくださった広島への感謝を伝えました。広島ロケでお世話になった福山での舞台挨拶の一部をお届けいたします！
朝井リョウさんによる発行部数50万部突破のベストセラーを、豪華キャストで映画化した本作。11月10日（金）より公開が始まり、キャスト陣の繊細な演技や重厚なストーリーに絶賛の声が絶え間なく上がるとともに、これまでにない作品をより味わい尽くそうと、複数回鑑賞するファンも現れています。
本作の大ヒットを記念して、ロケ地のひとつである広島と福山で舞台挨拶が行われました。撮影を行った福山では、満員の観客からの惜しみない拍手を浴びながら、新垣結衣さんと磯村勇斗さんがステージに登場。会場からは「せーの！」で「おかえり！」の大合唱に迎えられ、「ただいま！」と返し、舞台挨拶が始まりました。
初共演ながら息の合った演技を見せたふたりに共演の感想を問うと「楽しかったですね。物語の中でもふたりが出会ったあとはすごく穏やかな時間が流れていくのでリラックスしてゆったり演じました」と新垣さんが答えると、「ふたりでホテルで語り合うシーンはすごくいい時間が流れていたなと思いました」と続ける磯村さん。そのふたりがホテルで語り合うシーンは福山で撮影されたそうで、「ふたりの特に大事なシーンは福山で撮影させていただきましたね。ご協力いただいてありがとうございます」と新垣さんが撮影に協力した舞台挨拶の地、福山へお礼を伝えました。
「印象に残っている撮影現場の雰囲気について」は磯村さんが「ふたりで公園で水遊びをするシーンは楽しかった」と言うが、このシーンも福山のとある公園で撮影が行われました。「１回濡れちゃうと乾かすのが大変なので、リテイクできないという緊張感もありつつ楽しかったですね」と新垣さんが続きます。「監督がカットをかけずに、私たちの芝居を止めずに長い時間撮り続けてて。なんとなくやることは決まってるけど、ほとんどアドリブのようなやり取りもありました。それに対応していくスタッフの皆さんがすごかったです」と新垣さんが撮影の裏側を明かしました。
広島出身の司会者から、福山暮らしの夏月が広島弁を喋ることに触れられ、「どうでした。大丈夫でした？」と会場の観客に新垣が確認すると、会場からは大きな拍手が巻き起こました。「微妙なニュアンスが難しくて、 大丈夫かなって思ったんですけど、今拍手いただけてよかったです」と安堵の表情を見せました。
そこから、司会に促され、覚えたての広島弁を披露するコーナーに。「うちみんなに会えて、ぼれぇ嬉しいけ。うちみんなに会えて、ぼれぇ嬉しいけ」なぜか2回言ってしまう新垣さんの広島弁に会場は和やかなムードに。続く磯村さんは「男気バージョンを」とのことで「わし、お前らに会えて、ぼれぇ嬉しいけ」と低めの広島弁で来場の観客に来場のお礼を伝えると、会場からは大きな拍手が！
「今日は本当にありがとうございます。福山でロケできたことも楽しかったし、こうやってまたロケ地での舞台挨拶で皆さんと会えて非常に嬉しく思ってます。 『正欲』まだまだ走っていきますので、もしいい作品だなと思ったら、お友達とか家族とかいろんな人に勧めていただけると嬉しく思います。本日は本当にありがとうございました」と磯村さんが最後の挨拶を行い、新垣さんが続きます。「なんか熱い（笑）。昨日も広島市の皆さんにもすごく温かく迎え入れていただいたんですけど、今日も朝からすごい熱気がすごくて。福山市の皆さんの熱気が伝わってきて、本当にありがたく思います。こういった撮影も本当に地域の皆さんのご協力があって、完成するものなので、本当にありがとうございます。 私はこの映画が完成したものを見た時に、すぐには言葉が出てこなくて。家に帰ってから時間が経てば経つほどじわじわとくるような、色々と感じるものがありました。答えをすぐに出すのではなくて、 ずっと考え続けていきたいことだなって思うので、皆さんももしよければ何度でも見ていただいて、色んな事を感じてもらえたら嬉しいなと思います。今日は本当にこうやって足を運んでいただいて、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました」と映画に感じた想いを新垣さんは真摯に観客に伝えました。
劇場には上映は観られなかったものの、新垣さんと磯村さんの来場に湧くファンが大勢詰めかけ、新垣が「熱い」と語った通りに、場内だけでなく、場外までも熱気に包まれた、温かいを越えてアツイ舞台挨拶となりました。
傑作か、問題作か――。日本映画界を代表する実力派俳優が集結し、いま、この時代にこそ必要とされる、心を激しく揺り動かす、痛烈な衝撃作誕生！映画『正欲』は、大ヒット上映中。
